【Webマーケティングでリターゲティング広告を重視すべき理由とは?】
リターゲティング広告とは、以前にサイトに来たことがある人に再び広告を出すことによって、また訪問してもらうという手法のことです。どうしてリターゲティング広告が重要かというと、サイトを訪問してその場で購入を決める人よりも、離脱する人の方が圧倒的に多いからです。サイトの作りや売っている商品もしくはサービスによって違いはありますが、通常は9割程度、場合によっては99パーセント程度の人がサイトを離脱するものです。

その離脱した人をもう一度サイトに戻すことで、購買のチャンスを高めることで、全体的な購買率をアップできます。一度サイトを訪れるているということは、少なくてもその商品に興味を持ったということですので、完全なる新規の見込み客よりも確率は高くなります。そして、多くの顧客に見られる傾向として、一つの商品を見て即決することはなく、他の商品と価格や品質、デザインなどを比較してから一つに絞るというプロセスを採るものです。そのため、もう一度選択肢を示すことで、購入に誘導することができるのです。

【Webマーケティングでのリターゲティング広告の仕組みとは?】
従来型のマーケティングでは、イベントや展示場に来てもらった人にダイレクトメールを送ったり、後日電話での営業をするなどして、このリターゲティングをします。しかし、Webマーケティングではさらに効率的な簡単な方法を採ることができます。それは、一度サイトを訪問した人のリストを作り、その人に向けて広告を表示させるという方法です。

この手法では、「Googleリマーケティング」、「Yahoo!サイトリターゲティング」というサービスを利用することになります。具体的には、サイトの中にクッキーを埋め込んでおき、商品購入ページなどにGoogleなどが提供する専用のタグを挿入します。すると、このページを訪問した閲覧者にクッキーが与えられ、その訪問者のリストが作成されます。その後、Googleアドセンスなどの広告機能を使って、訪問者がどこかのサイトを訪れた時に、自社サイトの広告が表示されるという仕組みです。訪問者からすると、閲覧履歴に基づいて広告が表示されるという感覚となります。この方法だと、確実に自社サイトのことを思い出させることができますし、すぐにその広告から帰ってきてくれますので、とても効率の良いシステムです。