■エンゲージメント率は重要な指標の一つ
インフルエンサーマーケティングを行う際には、エンゲージメント率がどのぐらいなるのかを考える必要があります。エンゲージメントというのはマーケティング用語の一つで、ブランドや企業と顧客がどのぐらいの強さで結びついているかを数字で表した指標です。インフルエンサーマーケティングにおいては、インフルエンサーが投稿した画像や動画などに対して、どのぐらいのユーザーやフォロワーたちが「いいね!」を押してくれているのか、またはコメントをくれているのか、というものです。具体的にどんなリアクションなのかは、SNSによって異なります。

■インフルエンサーマーケティングでは最重要指標
インフルエンサーマーケティングにおいては、エンゲージメント率は、そのインフルエンサーが持っているフォロワー数よりも大切な指標だと言われています。例えば、1万人のフォロワーを持つ人でも、エンゲージメント率が1%では、実際に宣伝をしてリアクションを得られるのは、わずか100人ということになります。

しかし、フォロワーが8000人でもエンゲージメント率が10%ある人なら、投稿に対して得られるリアクションは800人となり、1万人のフォロワーをもつ人よりも高い宣伝効果を得られます。

それでは具体的に、どのぐらいのエンゲージメント率があれば、インフルエンサーマーケティングでは成功だと言えるのでしょうか?業界や宣伝する商品やサービスによって指標はもちろん異なりますが、目安としては、エンゲージメント率1%以上あれば、インフルエンサーマーケティングとしては大成功だと言えます。

■エンゲージメント率をアップする対策方法
インフルエンサーマーケティングにおいてエンゲージメント率をアップする対策方法は、いくつかあります。1つ目は、投稿する頻度を改善するという点です。これは、同業他社のアカウントを分析することによって、どのぐらいの頻度が最適なのかを把握できます。

2つ目は、差別化を図るという点です。数えきれないほどのインフルエンサーが活動しているSNSでは、他のアカウントとの差別化を図ることによって、コアな固定ファンを獲得しやすくなります。なかなかエンゲージメント率がアップしない場合には、もしかしたら他のアカウントとの差別化が明確ではない可能性があります。

3つ目は、コミュニケーションを活性化するという点です。インフルエンサーがフォロワーからのコメントに丁寧に対応することによって、エンゲージメント率は高くなります。